史上最強の苦痛な時間！Jメールで出会った「スメハラ男」との体験談

こんにちは！女盛りの30代独女、erikoです！

出会い系サイトで知り合った異性と実際に会った時の失敗談はよく聞くよね。

写真詐欺とかバックれされたとかいう話はありがちだけど、
出会い系サイトを長く使う筆者もそんな体験をした中の1人！

今回は、
ここまで苦痛だったことがかつてあるか！？
っていうJメールで出会った男性との体験談を紹介します。

男性諸君、これを読んで気をつけてもらいたい。

夏になると問題になる、あれだよ、あれ…

Jメールで出会った同じ地元のフリーター

Jメールにはログインユーザー検索と新人検索があるんだけど、
登録したばかりの筆者はその新人検索でヒットして、お相手の目に止まったみたい。

連絡をくれたそのお相手の名前はセトジマさん、2歳年上のフリーター。
当時既に筆者は30オーバー。

この歳でフリーターとは何ぞよ！？

と思うかもしれないけど、その彼からの連絡に返事をしたのは、

出身地が同じ、実家の最寄駅が同じという共通点があったから。

真剣な恋人探しより、その時筆者はどちらかと言うと気楽な飲み仲間を探していたのだ。

セトジマさんも、地元話で盛り上がりましょうって言い方だったから、目的は一致していたかな。

飲み仲間だから外見はさほど気にしないよ。
エッチな関係になるつもりもなかったからね。

セトジマさんのプロフィールの写真は、顔の上半分のみがアップで写った写真。

その目が大き過ぎず細過ぎずたくましい目つきで、割と好きな感じだった。

なので顔全体も良い感じだろうな、まあただの飲み仲間だしな、という早まった浅はかな判断。

後々、この単純な思惑が仇となるとは…

プロフィールはこんな感じ。

名前：セトジマさん
年齢：（当時）32歳
職業：フリーター。地元のローソンでアルバイト勤務
写真：愛されキャラのクマさんぽい（と、その時は思った）顔上半分

メッセージの感触は良い

メッセージのやり取りは、地元話ばかり。
同じ地元だもんで、地元話に花が咲く。

今でも実家暮らしというセトジマさん。
フリーターで地元のローソンでバイトをしていた。

僕、商店街沿いの2丁目角のローソンでバイトしているんですよ〜

私、昔そのローソンよく行きましたよ！！
会っているかもしれないですね！

じゃあ店長の●●さん知っていますか？

知ってる！あのオタクっぽい人でしょ

メッセージの感じはノリが良くて、これなら楽しく飲めるかも。

地元だからもしかしたら共通の知り合いもいるかも？なんて思って、
では地元で飲みましょうって話になる。

もし仲良くなれれば、そのうち筆者の地元仲間を誘って大人数でわいわい飲むのもいいしね。

まあ、そんな淡い期待は実際に会ったその瞬間、きれいさっぱり流されたのだ。

会った瞬間もう言葉が出ない

待ち合わせは2人の地元の駅。

筆者は当時地元から数駅離れた駅に1人暮らしをしていたため、電車で移動。

セトジマさんが選んでくれたお店は駅から15分ほど歩いた所にある隠れ家のようなお店。
筆者は全く知らない、初めて行くお店だ。

素敵そうなお店。

ワクワク

まず駅で待ち合わせる。
先に到着したのは筆者。

時間になったけど、来ないな〜

もう着いていますよ。
セトジマさん、いますか？

erikoさん、どんな服装ですか？

白いシャツにジーンズ、大きめの赤い鞄下げています。

そうですか、僕は黒と白の柄のシャツを着ていますよ。

ふと、顔を上げたら、
こっちに向かってズンズン歩いてくる1人の男性を発見

自分には何も関係ない人だと目をそらした、

が、んん？

その男性、筆者の方に向かって一直線に歩いてくる…

そ、その上、黒と白の柄のシャツだ…

ズンズン

う、嘘でしょ

ズンズンズン

や、やめて…

ズンズンズンズン

嘘でしょ〜！？

ズン

erikoさんですか。
セトジマです。よろしくお願いします。

んがー！！

嘘でしょ！？

ち、違います…！

と言って回れ右をして走り去りたかった…！

そこには、筆者の想像を遥かに超えた…

角刈りヘアの、ぽっちゃり…

いや、でっぷりとかなり太った、ゴリライモのような男だった。

やられた

太っていない何年も前の写真使ったっていう、あのパターンか！？

まさか自分が当たるとは…！！

プロフィールにあった顔もだいぶ違うぞ…
どことなく本人と言われればそうかなという感じだけど…

予約しているお店に行きましょう

ああ帰りてぇ

いくら飲み仲間だからって…

騙された感ハンパないっす

初夏の土曜日の夜、
ゴリライモの横に並んで歩くと…

もう、どうしようもないほどの体臭。

これだけ太っているから汗もすごい。
何もケアしていないみたい。

体臭が強烈過ぎて…

もう泣きたくなるレベル

こんな人とこれから食事を共にするのか…

なんたる苦痛！！

断っておくと、筆者はデブちんが嫌い。

歩くだけで大量の汗をかくゴリライモ。
暑そうにして、せわしなく汗を拭いている。

一方この人と一緒に歩いているのを地元の知り合いに見られないかと、ヒヤヒヤの筆者。

2人の温度感の差がすげぇぞ

体の大きさの割には歩く時の歩幅が妙に小さくて左右揺れるような歩き方も、

もうこの時点で

無理〜！！！

初夏からこんなに汗かいて、真夏はこの人どうなっちゃうんだろ…

お店着く頃にはこの人、全身滝じゃん！

お店の雰囲気は◎、でもその席が最低…

つれていかれたお店はこじんまりとした素敵な雰囲気の料理店。

へえ、こんなお店があったんだなぁ。

よくぞゴリライモ、知っていたこと…

で、でも…

最低

何と席は向かい合うのではなく、並んで座るベンチ型のもの。
しかもオープンな席じゃなくて、半個室状態。

か、換気が悪く臭いがこもる…

横に並んで座ったら…

うわあ、くさっ！！

た、耐えられない…

こんなじゃ食欲も湧かないよ

これ、他のお客さんにも確実に臭っていない？
せっかく雰囲気の良いお店なのに！

もし筆者が店主だったら、
平謝りして、お土産持たせて退店を願い出るなぁ…

せっかくのお料理が台無しだし、他のお客さんにも迷惑だもの！

そんな筆者の様子も何も気にすることなく、意気揚々とゴリライモは注文する。

俺、お腹空いてるから沢山頼んじゃうね

お腹空いていなくても沢山食いそうだけどな

こんな悪臭じゃビールしか進まねぇ。

「美味しい料理を悪臭満タンの場所で食したらどうなるか試してみた！！」
ってコンテンツで、今時のyoutuberとかがやりそうだな…

もう罰ゲームですよ、これは…

さあて、地獄の始まり始まり

全てが地獄だった食事風景

あ、あのさ、プロフィールの写真と何か雰囲気違いますよね

気を悪くしないような言い方でさりげなくその話をふる筆者。

ああ、あれね、10年ほど前の写真なの。
今より少し痩せていたかな。

今は太っちゃったから、あの頃より目も細くなっちゃってさぁ〜

と愉快そうに話すゴリライモ。

おいおい

昔の写真を使った詐欺行為に何も悪びれていねぇ

そして、メールの段階じゃノリよく感じられたゴリライモのトーク、

すんごいつまらない

どう転んでも笑えないことを実に楽しそうに話し、
その話しに対して1人心底楽しそうに腹を抱えて笑うのだ。

しかもその笑い声が、

う〜ほっほっほっ

と、

うっほうっほ

の2種。

本気で、その笑い声。

マジで、だよ。

こんな笑い方する人が本当にいたんだなぁ…

当時のテレビ番組の話しになり、

番組内で、2人組芸人がどこかの人気ケーキ売上ベスト10を全て食べきるまで帰れません、
て企画をやっていた、という話しを楽しそうにするゴリライモ。

しかもそれが2人で1つのケーキ食べるんじゃねぇんだもん。
1人1つなんだもんなぁ〜

う〜ほっほっほっほっ！
（心底楽しそうに）

……

何がおかしい！？

それの何がそんなにウケるの！？

ごめん、どうしても笑えない。

あは、あはは…

乾いた笑いしかできない筆者

更に楽しそうに同じ類の話しをしだすゴリライモ

ローソンの新商品でさぁ、豚角煮のおにぎりが出たんだけど、
それ、中にからしが結構入っているんだよね〜

うっほうっほうっほ！
（本気で楽しそうに）

ああ、あはは…

俺の友達がさぁ、会社のサークルで陸上部入っているんだけど、今日の昼に長距離走ってきたんだって。こんな暑い中。

う〜ほっほっほっほ！！
（これでもかというほど楽しそうに）

あは…

いやお前も少しは走れや

その悪臭撒き散らした体で一生を送るつもりか！？

今やスメハラって言葉があるんだよ

こんなに臭ったらローソンでも充分スメハラじゃ！

空腹の大型犬のような食べ方をするゴリライモ

そしてこのゴリライモ、その体型が物語っているように、非常によく食べる。

見た目を裏切らない。

とにかく飲む、食う。

も、もうやめときなよ…って程食べる。

それがまたガツガツって効果音が聞こえてきそうな高速スピード。

誰も取りゃしないからもっと落ち着いて食えや…

その光景…
まるで大型犬が何日かぶりに餌を与えられたかのような。

しかも…
大皿料理に取り分け用のスプーンやお箸がついているにも関わらず、

このゴリライモ、直箸で自分のお皿に取り分けやがる…

こ、こいつ…！！

食ってはさっきの笑えないトークをうほうほと楽しそうに交互に繰り返す。

忙しいやつだなw

そして食いながら話しながら、このゴリライモ、
どんどん筆者の方に近づいてくるんだわさぁ。

座っているお尻の位置は変わらないんだけど、上体を筆者の方に寄せてくる。

くさっ

と思わず言いそうになるのを、筆者の理性が必死に止めていた。

ありがとう、私の中の私…

ゴリライモがそんな風に上体倒して近づいてくるもんだから、自然と筆者も反対側に上体倒す。

わかる？

2人を後ろから見たら、まるでひし形のようなシルエットだっただろうね。

2人とも同じ方向に体を平行に斜めに倒しているんだもん。

臭すぎて涙目になる…

その悪臭は最後まで慣れることがなく、残酷にも目一杯臭い続けた

臭いし、あまりにつまらない話を延々とするし、もうどうすれば…

ゴリライモがお手洗いのため席を立つと、何と残り香まで強烈！
本人がいないのに、その場がしっかりと臭う…

あ〜もう！

誰かぁたすけてー！！泣

その時帰ってしまえば良かった…

こっちはもう料理の味なんてわからんのじゃー！

いつまで食うの？ゴリライモよ

お手洗いから戻ってきて、またゴリライモの意気揚々と調子の良いトークが再開する。

抱腹絶倒の1人漫談をするゴリライモ。

まさか筆者がこんな風に思っているとは夢にも思っていないだろうなという調子の良さ。

料理を注文する時のあの調子良さと言ったら…

店員さんは気付いていたかな？

テンションはまるで対局にいるこの男女の実情を

途中、頼んでいた料理が来ると、
ゴリライモはその料理が気になって仕方ない模様で、
チラチラと料理を見ながら1人漫談に集中できない模様。

俺、これ食っちゃっていい？

どーぞどーぞ！

ゆっく〜り、無言で食べてね！

そもそも筆者はこの悪臭のため食欲なし。
ゴリライモは1人で食べ続けている。

その外見の期待を裏切らない！

俺さ、バイト休みの日は一日中家で寝てて食うばっかりなんだよね

うっほうっほうっほ！
（また心底楽しそうに）

でしょうね

頼むから帰らせてくれ

眠い？眠そうだよね
（うっほうっほ）

あ、はい、ちょっと昨夜寝不足気味で眠いっす

嘘だけど

やっぱリー？
眠そう！

う〜ほっほっほ！！

……

ちなみに筆者はこの1時間半程の食事中、3.4回お手洗いに立った。

もちろん、本当に用を足したかったのではない。

換気換気

せめて数十分に一度は換気しないと、筆者の鼻孔が、生態系が、異常をきたすよ！

何でそんなトイレばっか行ってんの〜？
（うっほほ）

と、能天気に嬉しそうに言うゴリライモ。

あんたと少しでも離れたいからだよ！

明けない夜はない、終わらない食事もない

ようやくそれなりに時間が経ったところで…

時計を見ると、開始から1時間半が経過。

ゴリライモは与えればまだまだ食べそうな勢いだったけど、
もうこれだけ経てばもう許されるだろう、と筆者から終わりを懇願した。

明日早いから、もうそろそろ解散でいいですか？

明日？早い時間に何あるの？
（うっほうっほ）

別に何もないよ

お会計はゴリライモが払ってくれる。
まあ、飲み食いした量にこんだけ差があるんだから当然！

あ、ありがとうございます〜
いいんですかぁ？

いいですよ、俺ばっか食べてたし
（うっほうっほ）

ああそうだな

むしろこの苦境を乗り越えた健闘をたたえて金一封欲しいくらいだよ！

帰り道はもう気を遣わない

帰り道、並んで駅に向かって歩く。
ああここ、駅から遠いんだった…

でも外に出たら開放的！

大分リフレッシュ！

横にいるでかい人からは相変わらず悪臭ただようけど、
あの半個室にとどまっていた時よりうんとマシだ！

そしてゴリライモは何も変わらず、またどうしても笑えない1人漫談を続けている。

最初駅でerikoさん見た時さ、宝塚のスターさんかと思ったんだよね～
だからこの人じゃないなと思って必死で探しちゃった～

ローソンで〇〇っていう売れていない歌手がよく来るんだけど、
その子まだ18歳なの。でも全然18には見えなくてさ～

う〜ほっほっほっ！！

腹を抱えて屈折して笑うゴリライモ

ここは外

もうすぐ解散

そして二度と会うことはない

ならもう気遣わなくていい

ゴリライモの、さあ笑ってくれと言わんばかりに振られるトークを真っ向無視する筆者

今筆者にとって最優先なのは、外の新鮮な空気を取り入れることなんだ！

筆者の濁りきった鼻孔を新しい空気で循環させねばならんのだ！

邪魔しないでくれ！！

ようやく駅ついた！

ありがとうございました〜
じゃあ

最後だけ、満面の営業スマイルをしてバイバイした筆者。

どうしても汚したくない我が実家

地元だから、その日はそのまま実家に帰ろうと思っていたんだけど、やめた。

急遽電車に乗り、1人暮らしの部屋に帰った。

着ていた服をすぐさま洗濯、すぐシャワーに入る。

あのゴリライモの悪臭が残っているかもしれないから

実家だとさ、ファミリー用の大型の洗濯機だから、
ちょっとの衣服を洗濯するのもったいなかったの。

それに実家にあの悪臭の残り香があるかもしれない我が身を入れたくなかった！

シャワー後、念のため自分の部屋の窓を開けて換気、
部屋とカバンをファブリーズでシュッシュ

今ごろあのお店でも同じようにシュッシュやっているんじゃない？

あ〜疲れた、じゃなくて、

とにかく臭かった

お疲れ自分

Jメールで出会った強烈なスメハラ男との体験談まとめ

夏は男女ともに体臭に気を付けようね。

ゴリライモの場合、汗のエチケットがどうとかのレベルではない悪臭だった。

多分、今まで彼女いたことないと思う。

あれじゃ無理だよ

写真詐欺はよく聞く話だけど、今回は完全にやられた。
もう顔半分しか出していない男は選ばない！

顔全部とと全身がわかる写真を載せている人にしよう。

鼻が曲がるような体験をした初夏

あの後ゴリライモとはどうなったかって…？

もちろん、サイト内でフェードアウトさ！

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完全単独行動派の30代独身OL。
非生産的な恋愛、不倫、ナイトワークなど経験値は平均よりちょっと高め。